大切な友達からの結婚式二次会への招待状。
心から祝福したい気持ちでいっぱいなのに、どうしても都合がつかず参加できない…。
そんな時、相手を傷つけずにスマートな結婚式二次会の断り方に悩んでしまいますよね。
結婚式の二次会を断ってもいいですか?と不安になったり、二次会だけ欠席する場合の理由やメッセージの伝え方に迷う方は少なくありません。
特に、披露宴は出席する場合の断り方や、一度参加と伝えた後にやっぱり断ることになった際の対応は、より一層気を遣うものです。
友達に悲しい思いをさせず、失礼にならないためには、どのような言葉を選べばよいのでしょうか。
また、結婚式の二次会をキャンセルするときのマナーは?、そもそも結婚式の二次会はご祝儀は不要ですか?といった具体的な疑問も湧いてきます。
実は二次会に参加できないケースは意外と多いもので、事前に上手な断り方を知っておけば、心苦しい思いをせずに済みます。
ちなみに、結婚式の二次会をしない人はどれくらいの割合ですか?という点も気になるところかもしれません。
この記事では、そんなあなたの悩みに寄り添い、様々なシチュエーションで使える例文を紹介しながら、お祝いの気持ちが伝わる丁寧な断り方の全てを解説します。
- 失礼にならない断り方の基本マナー
- 相手や状況に応じた豊富な断り文例
- 披露宴は出席する場合の伝え方とフォロー
- 急なキャンセルやご祝儀に関する疑問
失敗しない結婚式二次会の断り方の基本
- 結婚式の二次会を断ってもいいですか?
- 結婚式の二次会をキャンセルするときのマナーは?
- やっぱり断るのは失礼にならない?
- 友達を悲しい気持ちにさせない伝え方
- 結婚式の二次会はご祝儀は不要ですか?
- 欠席理由で多いのはどんなもの?
結婚式の二次会を断ってもいいですか?

結論から言うと、結婚式の二次会を欠席すること自体は、全く問題ありません。
招待してくれた新郎新婦に申し訳ない気持ちになるかもしれませんが、仕事の都合や家庭の事情、体調など、人にはそれぞれ様々な状況があります。
大切なのは、断ること自体を悩むのではなく、「どのように断るか」という伝え方に心を配ることです。
二次会は披露宴よりもカジュアルなパーティーであり、会費制で行われることがほとんどです。
そのため、新郎新婦側も、披露宴ほど厳密に出席人数を確定させているわけではないケースも少なくありません。
もちろん、準備を進めている幹事や新郎新婦のためにも、出欠の連絡を早めに行うのが礼儀です。
お祝いしたいという気持ちをしっかりと伝え、参加できないことへの残念な気持ちと謝罪を丁寧に表現すれば、あなたの誠意は必ず相手に伝わります。
むしろ、無理をして参加して心から楽しめない状況になるよりも、正直に欠席を伝えて別の形でお祝いする方が、お互いにとって良い関係を続けられるでしょう。
ポイント
二次会の欠席は失礼にはあたりません。重要なのは、感謝・謝罪・祝福の気持ちを込めて、丁寧な伝え方を心がけることです。
結婚式の二次会をキャンセルするときのマナーは?

二次会を欠席すると決めたら、守るべきいくつかのマナーがあります。
新郎新婦や幹事に余計な負担をかけないためにも、以下の3つのポイントを必ず押さえておきましょう。
1. できるだけ早く連絡する
最も重要なマナーは、欠席の連絡をできるだけ早くすることです。新郎新婦や幹事は、参加人数をもとにお店の予約や景品の準備などを進めています。
返信期限を守るのはもちろんですが、招待されてから1週間以内に返事ができると非常に丁寧です。
もしすぐに出欠が決められない場合でも、「〇日までにはお返事します」と一度連絡を入れておくと、相手も安心して準備を進められます。
2. 誰に連絡すべきか確認する
招待状や案内メールをよく確認し、返信先が新郎新婦なのか、それとも幹事なのかをきちんと把握しましょう。
幹事が返信先になっている場合でも、親しい間柄であれば、新郎新婦本人にも直接「おめでとう!残念ながら二次会は参加できなくてごめんね」と一言伝えておくと、より気持ちが伝わります。
注意点
他の友人づてに「行けないって伝えておいて」と頼むのは絶対にNGです。
必ず自分の言葉で、指定された連絡先に直接伝えるのが社会人としてのマナーです。
3. 祝福と感謝、謝罪の言葉を添える
ただ「欠席します」と伝えるだけでは、冷たい印象を与えてしまいます。
メッセージを送る際は、まず「結婚おめでとう!」という祝福の言葉を伝えましょう。
その上で、招待してくれたことへの感謝と、参加できなくて申し訳ないという謝罪の気持ちを丁寧に言葉にすることが大切です。
やっぱり断るのは失礼にならない?

一度「出席」と返事をした後に、急な仕事や体調不良、身内の不幸などでやむを得ず欠席しなければならなくなるケースもあります。
このような「ドタキャン」は、決して失礼な行為ではありませんが、その後の対応が非常に重要になります。
急な欠席で最も懸念すべきなのは、新郎新婦や幹事に金銭的な負担をかけてしまう可能性があることです。
二次会の会費には、会場費や飲食代が含まれており、直前のキャンセルではキャンセル料が発生することがほとんどです。
そのため、急遽欠席する場合は、以下の対応を心がけましょう。
急遽欠席する場合の対応フロー
- わかった時点ですぐに連絡する:まずは電話で、幹事または新郎新婦に直接連絡を入れましょう。もし披露宴の最中などで電話に出られない場合は、メールやメッセージで「取り急ぎ」と伝えた上で、後ほど改めて電話をするのが丁寧です。
- 明確な理由と謝罪を伝える:「大変申し訳ないのですが、急な体調不良(身内の不幸)により、出席できなくなってしまいました」と、正直に理由を伝えて謝罪します。
- 会費の支払いを申し出る:「キャンセル料がかかると思いますので、会費は後日必ずお支払いします」と自分から申し出るのがマナーです。新郎新婦から「気にしなくていいよ」と言われた場合でも、後日プレゼントを贈るなど、別の形でお祝いの気持ちを示すと良いでしょう。
急なキャンセルは誰にでも起こりうることです。大切なのは、その後の誠意ある対応です。
迅速な連絡と会費負担の申し出があれば、新郎新婦もあなたの状況を理解してくれるはずですよ。
友達を悲しい気持ちにさせない伝え方

特に親しい友達からの招待を断る際は、
- 「がっかりさせてしまうかも」
- 「関係が気まずくなったらどうしよう」
と不安になりますよね。
友達に悲しい思いをさせないためには、断る理由そのものよりも、「あなたをお祝いしたい気持ちは変わらない」というメッセージを伝えることが何よりも大切です。
事務的な断りの連絡だけでなく、以下のようなポジティブな言葉を添えることで、あなたの温かい気持ちが伝わります。
気持ちが伝わるフォローの言葉
- 写真や話を楽しみにしていることを伝える
「二次会の写真、たくさん見せてね!」「当日の話、また聞かせてくれるのを楽しみにしてるよ!」 - 別の機会を提案する
「落ち着いたら、ぜひ新居に遊びに行かせてね!」「今度改めてお祝いの食事会をしよう!」 - 結婚式の準備を気遣う
「準備で大変だと思うけど、無理しないでね。最高の結婚式になるよう応援してるよ!」
このように、二次会には参加できなくても、あなたのことを心から祝福しているという姿勢を示すことで、友達もあなたの気持ちを嬉しく感じてくれるはずです。
大切なのは、欠席の事実+お祝いの気持ちをセットで伝えることです。
結婚式の二次会はご祝儀は不要ですか?

この質問は多くの方が疑問に思う点ですが、結論として、結婚式の二次会を欠席する場合、ご祝儀やプレゼントを贈る義務は一切ありません。
披露宴のご祝儀は、お祝いの気持ちと、コース料理や引出物などのおもてなしに対する感謝の気持ちを込めて贈るものです。
一方、二次会は会費制が基本であり、参加者が飲食代などを自己負担する形式のパーティーです。
そのため、出席しないのであれば会費を支払う必要も、別途ご祝儀を用意する必要もありません。
補足
もしあなたが披露宴から出席していて、すでにご祝儀を渡している場合は、二次会を欠席したからといって、さらに何かを追加で贈る必要は全くありませんので安心してください。
ただし、これはあくまで一般的なマナーの話です。
新郎新婦が非常に親しい友人や大切な同僚で、「どうしてもお祝いの気持ちを形にしたい」と思う場合は、もちろんプレゼントを贈っても喜ばれます。
その際は、1ヶ月前など、相手が忙しくない時期に渡すのがスマートです。
高価すぎるものはかえって相手に気を使わせてしまうため、3,000円〜5,000円程度の気の利いたプレゼントがおすすめです。
【案1】おしゃれな友人には「DEAN & DELUCA」
グルメでセンスのいい友人や同僚への贈り物なら、DEAN & DELUCAのカタログギフトが間違いありません。洗練された世界観が詰まった一冊で、お祝いの気持ちがより一層伝わります。
【案2】相手の趣味が分からない時は「THE GIFT PREMIUM」
「相手の好みが分からない…」そんな時は、幅広いジャンルを網羅したこちらのカタログがおすすめです。実用的なアイテムが豊富なので、どんなカップルにも必ず喜んでもらえます。
欠席理由で多いのはどんなもの?

二次会の欠席を伝える際、正直な理由を伝えるべきか、ぼかした方が良いのか迷いますよね。
一般的に、欠席理由として伝えられることが多いもの、そして相手が納得しやすい理由にはいくつかのパターンがあります。
そのまま伝えてOKな理由
ポジティブな理由や、誰が聞いても「それは仕方ない」と思える理由は、正直に伝えて全く問題ありません。むしろ、正直に伝えることで誠実さが伝わります。
- 仕事の都合:「どうしても外せない出張が入っていて…」
- 家庭の事情(育児):「子どもがまだ小さくて、夜に預けるのが難しくて…」
- 体調面(妊娠中など):「今、妊娠中で体調が不安定な時期で、大事をとって欠席させてもらうね。」
理由をぼかした方が良い場合
一方、お祝いの場に水を差してしまう可能性のあるネガティブな理由や、相手をがっかりさせてしまうかもしれない個人的な理由は、正直に伝えるのを避けた方が賢明です。
- 金銭的な理由:会費が高い、出費が重なっているなど
- 他のプライベートな予定:趣味のイベント、旅行など
- 身内の不幸や法事:お祝いの席に直接伝えるのは避けるのがマナー
- 気が進まない:特に理由はないが、行きたくない
このような場合は、「やむを得ない事情があり」「あいにく先約がありまして」といった言葉で、理由を具体的に述べずにぼかして伝えるのが、相手への配慮となります。
【例文】状況別の結婚式二次会の断り方
- 結婚式の二次会を断るときの例文は?
- 結婚式二次会断り方:披露宴は出席
- 二次会だけ欠席する理由とメッセージ
- 二次会をしない人はどれくらい?
結婚式の二次会を断るときの例文は?

ここからは、実際に使える断りのメッセージを、相手別・状況別に紹介します。
基本の型は「①お祝い → ②感謝 → ③断りと理由 → ④お詫び → ⑤締めの言葉」です。この型を意識しながら、自分の言葉でアレンジしてみてください。
相手 | 状況 | 例文 |
---|---|---|
親しい友人 | 仕事が理由 | 〇〇、結婚おめでとう!二次会に誘ってくれて本当にありがとう! すごく参加したかったんだけど、あいにくその日は出張と重なってしまっていて…。本当にごめんね。 落ち着いたら新居に遊びに行かせてね!写真も楽しみにしてるよ! |
育児が理由 | 結婚おめでとう!二次会の招待もありがとうね! 残念だけど、子どもがまだ小さくて夜は難しいんだ。ごめんね。 その分、披露宴でたくさんお祝いさせてね!ドレス姿、本当に楽しみ! | |
理由をぼかす | 〇〇、結婚本当におめでとう!二次会誘ってくれて嬉しいよ、ありがとう! すごく行きたかったんだけど、どうしても都合がつかなくて今回は参加できそうにないんだ…。ごめん! また改めてお祝いさせてほしいから、近いうちにご飯行こうね! | |
職場の上司・先輩 | 仕事が理由 | この度はご結婚おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。 二次会へのお誘い、誠にありがとうございます。 大変恐縮なのですが、当日は長期出張の予定が入っており、残念ながら出席が叶いません。 お二人の末永いお幸せを心よりお祈りしております。 |
家庭の事情が理由 | ご結婚おめでとうございます。二次会にお招きいただき、ありがとうございます。 誠に申し訳ございませんが、子どもの学校行事と重なっており、今回は欠席させていただきます。 お二人の晴れの日が、素晴らしい一日となりますよう願っております。 | |
理由をぼかす | この度はご結婚、誠におめでとうございます。 二次会にお招きいただき光栄です。ありがとうございます。 せっかくのお誘いですが、やむを得ない事情により、残念ながら欠席させていただきます。 お二人の輝かしい門出を心よりお祝い申し上げます。 |
上記は一例です。相手との関係性に合わせて、言葉遣いを調整することが大切です。
親しい友人には少しカジュアルに、目上の方には丁寧な言葉を選ぶようにしましょう。
結婚式二次会断り方:披露宴は出席

「披露宴には出席するけれど、二次会は欠席したい」というケースは非常に多く、悩む必要は全くありません。
特に、遠方からの参加者や、翌日に仕事がある方、小さなお子さんがいる方にとっては、夜遅くまで参加するのは難しいものです。
この場合の伝え方のポイントは、「披露宴で会えるのを楽しみにしている」というポジティブな気持ちを強調することです。
二次会を欠席することへの申し訳なさだけでなく、披露宴で精一杯お祝いしたいという気持ちを伝えることで、新郎新婦も快く理解してくれます。
親しい友人への例文
結婚おめでとう!二次会の案内もありがとうね!
本当に残念なんだけど、翌日が朝早くから仕事で、二次会までは参加が難しくて…。ごめんね。
その代わり、披露宴では誰よりも近くでお祝いさせてね!〇〇のドレス姿、本当に楽しみにしてるよ!
目上の方への例文
この度はご結婚おめでとうございます。
披露宴に続き、二次会にもお招きいただき、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、翌日の早朝から業務の予定がございますため、二次会は失礼させていただきたく存じます。
披露宴で、お二人の晴れ姿を拝見できますことを心より楽しみにしております。
二次会だけ欠席する理由とメッセージ

前述の通り、二次会を欠席する際のメッセージは、理由そのものよりも、全体の構成や言葉の選び方が重要です。
相手に失礼な印象を与えず、お祝いの気持ちをしっかり伝えるためのメッセージ構成は、以下の5つの要素を順番に盛り込むのがおすすめです。
お祝いメッセージの黄金構成
- 祝福の言葉:「ご結婚おめでとうございます!」
- 招待への感謝:「二次会にお招きいただき、ありがとうございます。」
- 欠席の意思と理由:「残念ながら、〇〇のため出席することができません。」
- 謝罪の言葉:「せっかくお誘いいただいたのに、本当に申し訳ありません。」
- 結びの言葉(今後の幸せを願う言葉やフォロー):「お二人の幸せを心より願っております。また改めてお祝いさせてください。」
この構成に沿ってメッセージを作成すれば、たとえ理由をぼかした場合でも、あなたの誠実な気持ちは十分に伝わります。
理由を伝える際は、「〇〇だから行けません」と事実だけを伝えるのではなく、「残念ながら」「大変心苦しいのですが」といったクッション言葉を挟むと、より丁寧な印象になります。
二次会をしない人はどれくらい?

近年、結婚式のスタイルは多様化しており、「二次会はしない」という選択をするカップルも増えています。
二次会をしない理由
- ゲストへの負担を配慮:時間的、金銭的な負担をかけたくない。
- 準備の手間:披露宴の準備だけでも大変で、二次会まで手が回らない。
- 身内だけの結婚式:親族や親しい友人のみの少人数で式を挙げるため。
このように、二次会を開催しないこと自体が珍しくない時代になっています。
そのため、あなたが二次会を欠席することに対しても、新郎新婦は以前よりも柔軟に受け止めてくれる可能性が高いと言えるでしょう。
過度に気に病む必要はありませんので、安心してください。
最適な結婚式二次会の断り方を見つけよう
- 二次会の欠席はマナー違反ではない
- 大切なのは「伝え方」と「タイミング」
- 欠席を決めたらできるだけ早く連絡する
- 返信は招待された方法(メール、LINEなど)で行うのが基本
- 連絡先が幹事か新郎新婦かを確認する
- メッセージには「祝福」「感謝」「謝罪」の3要素を必ず入れる
- 仕事や育児などやむを得ない理由は正直に伝えてOK
- 金銭的な理由やネガティブな理由は「やむを得ない事情」とぼかす
- 一度出席と返事した後のキャンセルは迅速な連絡と会費支払いの申し出が重要
- 友達には「お祝いしたい気持ち」を伝えるフォローの言葉を添える
- 披露宴に出席する場合はその場でのお祝いを強調する
- 欠席の連絡を他の友人に頼むのはNG
- お祝いの気持ちを伝える別の方法(祝電、プレゼントなど)も検討する
- 近年は二次会をしないカップルも増えているため過度に気に病まない